共存共栄の世の中を実現させるためには、次の二つの作業が必要です。
1.「共存共栄の世の中とは、どのような世の中か」を考え、可能な限り、具体的に描き出す
2.今の世の中をその状態に変える
これらのうち、1の「共存共栄の世の中を、可能な限り具体的に描き出す作業」が、それを実現する上で、決定的に重要になります。
なぜなら、それを具体的にせず、今起きている問題に対処するだけでは、次から次へと起こる問題に対処するだけの状態から、抜け出すことができないからです。
逆に、共存共栄の世の中を具体的に描き出すことができれば、後は、今の世の中をその状態に変えるだけで、共存共栄の世の中が実現するのです。
共存共栄クラブが考える共存共栄の世の中は、次のようなものです。
「人間、動物、植物等、世の中に存在する全ての生物が共に生き、共に栄える世の中」
「世の中に存在する全ての生物の『尊厳』が保たれている世の中(全ての生物が『価値ある存在』『尊い存在』として認められ、大切にされている世の中)」。
具体的には、豊かな自然、生物の多様性が守られている世界。
人間社会においては、
「犯罪の発生率が低い」
「自殺率が低い」
「病死、事故死の発生率が低い」
「交通事故の発生率が低い」
「失業率が低い」
「貧困率が低い」
「衣、食、住等の、生活に必要なものが行き渡っている」
「子供から老人まで、全ての人が、健康に安全に暮らせる環境である(食や水の安全が保たれている、健康を維持できる住環境である、育児に適した環境である、児童虐待がない、福祉が充実している、環境汚染がない等)」
「教育が行き届いている(識字率が高い、待機児童がいない、全ての人が高水準の教育を受けられる環境が整っている、正しい教育、正しい道徳教育が行なわれている等。※その社会に必要な教育が行き届いている状態で、教育が強制されているわけではない)」
といったことが、保たれている社会です。
仮に、このような世界が実現しているとしたら、世界の多くの人は、どのような思想、信条を持ち、どのような生き方をしているのでしょう?
また、社会、経済、教育等の仕組みは、どのようなものなのでしょう?
逆に言うと、どのような思想、信条を持ち、どのような生き方をしていれば、また、どのような社会、経済、教育等の仕組みであれば、共存共栄の世の中が実現し、維持されるのでしょうか?
それらを考え、可能な限り具体的に描き出すことが、共存共栄の世の中を実現する上で、決定的に重要になるのです。
今の世の中には様々な問題がありますが、それは、今の世の中の多くの人が持っている思想、信条や生き方、また、今の世の中の社会、経済、教育等の仕組みが、そのような状況を作り出しているということに他なりません。
共存共栄の世の中を実現させるためには、それを成り立たせることができる思想、信条、人の在り方、社会システム、経済システム、教育システム、メディアの在り方等を可能な限り、具体的に描き出すことが、決定的に重要になります。
それは簡単な作業ではありませんが、それこそが決定的に重要であることは、間違いないのです。
それが具体的にできたら、後は「どうすれば、それが実現するか」を考え、今の世の中をその状態に変えるだけで、共存共栄の世の中が実現するのです。