以下の表は、2021年の全国の「離婚率」を、都道府県別にランキングしたものです。
※この「離婚率」は、人口1,000人当たりの離婚の発生件数です(離婚数÷人口×1,000人)。
離婚すること自体は、悪いことではありません。
自立した大人が、自分たちの責任の範囲内でするなら問題はありません。
ですが、子供がいる夫婦が離婚をすると、子供は、少なからず、その影響を受けてしまいます。
離婚に関連して起こる人間関係の悪化、引っ越し等による生活環境の変化、経済状況の変化等から、少なからずネガティブな影響を受けてしまいます。
そして、その影響で、勉強に集中できなくなったり、大きなストレスを抱えたりすることもあります。
また、引っ越し先の環境になじめないこともあります。
子供には、教育を受ける権利がありますし、幸せな人生を歩む権利がありますが、それらが得られなくなることがあるのです。
2021年の全国の離婚の総数は、18万4,384件です。
一家族に一人子供がいる計算で、18万4,384人の子供が、離婚の影響を受けたことになります。
夫婦が、自分たちの責任の範囲内で離婚をするなら、問題はありませんが、子供がいるなら、離婚には、慎重になるべきではないでしょうか?
また、結婚する人は、離婚するために結婚するわけではないのですから、できるだけ離婚しないような結婚相手の選び方、結婚生活の送り方を考えた方がいいと思います。
繰り返しになりますが、子供には、幸せな人生を歩む権利があります。
親は、そのことを、絶対に忘れてはいけません。
※ 参考資料 厚生労働省
令和3年(2021)人口動態統計(確定数)の概況 統計表