大和思想 五章 常に「真剣さ」を持っている
「大和思想を実践している人」は、常に「真剣さ」を持っています。
「『大和思想を実践する人』のあり方」の「根本」は、「常に、自ら率先して、普段自分が関わっている『全体』をまとめていること」ですが、実際に「全体をまとめる」ためには、常に「真剣さ」を持っている必要があります。
「真剣さ」がなく、「軽い気持ち」「浮ついた気持ち」でいたら、様々な「問題」を解決し、様々な「困難」を乗り越えていくことなどできません。
また、ふざけあって、冗談ばかり言っていたら、「『全体を構成する全ての人』をまとめること」などできません。
また、「真剣さ」がなく、「格好」つけてばかりいたり、「へらへら」したりしていたら、「『必要なこと』を確実に行なうこと」などできません。
また、常に「真剣さ」を持っていなければ、「失敗」を未然に防ぐことはできません。
これらのことから分かるように、常に「真剣さ」を持っていなければ、「全体をまとめること」はできないのです。
ですから、「大和思想を実践している人」は、常に「真剣さ」を持っているのです。
さて、「大和思想を実践している人」は、常に「真剣さ」を持っているのですが、「常に『真剣さ』を持って生きる」と言うと、それは、「真面目」で「堅苦しい」「つまらない生き方」のように思うかもしれません。
たしかに「真剣に生きる」と、理想を高く持つことになるので、苦労が増えるのは事実です。
ですが、実際は、「『真剣に生きること』を楽しむ」というのは、誰にでもできることです。
常に、「真剣」に「向上心」を持って、「『普段自分が関わっている全体をまとめる』ための働きかけ」をしていれば、「『全体をまとめる』能力」が身に付くので、徐々に、「普段自分が関わっている『全体』をまとめること」ができるようになります。
そして、徐々に、普段自分が関わっている「全体」がまとまっていくので、徐々に、そこからの「ストレス」がなくなり、「楽しむこと」「気楽でいること」ができるようになります。
このようなことを実感しながら、「常に『真剣さ』を持って生きる」というのは、「つまらないこと」ではなく、「楽しいこと」のはずなのです。
また、それは、誰にでもできることなのです。
世の中には、ふざけ合って、冗談ばかり言って、テキトウでいる方が、「真剣」でいるより「気楽」でいいと思っている人がいます。
確かに、それで何の問題もなければ、その方がいいと思います。
ですが、常に、ふざけ合って、冗談ばかり言って、テキトウでいたら、「家族」「地域社会」「友人の集まり」「会社」「国家」等の、普段自分が関わっている「全体」を「まとめること」などできないのです。
そして、それらを「まとめること」ができないので、結局は、常に、そこから「ストレス」を受けることになるのです。
「気楽でいること」や「冗談を言うこと」は、それ自体は「悪いこと」ではありません。
ですが、「真剣さ」を完全に失ったら、「全体をまとめること」も「『共存共栄の世の中』を実現させ、維持すること」もできなくなるのです。
つまり、「幸福になること」ができなくなるのです。
ですから、「大和思想を実践している人」は、常に「真剣さ」を持っているのです。
「気楽にしている」ときでも、「楽しんでいる」ときでも、「冗談を言っている」ときでも、その他、どのようなことをしているときでも、心のどこかに「真剣さ」を持っているのです。
「大和思想を実践している人」は、「普段自分が関わっている『全体』をまとめる」ために、常に「真剣さ」を持っているのです。
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