私は、「共存共栄の世の中」を実現させるためには、「共存共栄の世の中を創造する(クリエイトする)」という発想で、それを行なう必要があると考えています。
この「創造」ですが、何かを「創造する」ときには、その作業のどこかの時点で、「最終的に、どのような状態にするか」という、「最終形(理想の状態)」を明確にする必要があります。
例えば、「家を建てる」「車をつくる」「パソコンをつくる」といったことをするときには、まず、はじめに、「最終的にどのようなものに仕上げるか」という「最終形(理想の状態)」を明確にします。
「何のために作るか?」「どのような人に販売するか?」「販売価格」等を明確にし、それに基づいた、機能、性能、デザイン等を明確にし、それを設計図に落とし込みます。
設計図が明確であり、正確であるなら、後は、それに従って作業を進めれば、意図したものをつくることができます。
重要なのは、設計図が、細部に至るまで明確で、正確であることです。
なぜなら、設計図が明確でなかったら、作業を進めることができませんし、正確でなかったら、設計図通りに作業を進めても、意図したものをつくることはできないからです。
「共存共栄の世の中」を実現させる場合も同じで、まず、はじめに、「共存共栄の世の中」を明確にする必要があります。
「共存共栄の世の中とは、どのような世の中か?」を考え、それを具体的に、明確に描き出すのです。
そして、今の世の中を、その状態に変える作業をするのです。
描き出した「共存共栄の世の中」が明確であり、正確であるなら、後は、今の世の中をその状態に変える作業をするだけで、「共存共栄の世の中」が実現するのです。
さて、「共存共栄の世の中」を実現させる場合も、可能な限り、細部に至るまで、明確に描く必要がありますが、世界は規模がとても大きいので、「共存共栄の世の中」を細部に至るまで明確に描くことは、ほぼ不可能です。
ですから、「共存共栄の世の中」を実現させる場合は、「共存共栄の世の中」を成り立たせる上で特に重要になるポイントを見抜き、それを明確にします。
私が考える「共存共栄の世の中」とは、「人間」「動物」「植物」等、「『世の中に存在する全ての生物』が共に生き、共に栄える世の中」のことです。
また、それは、「『世の中に存在する全ての生物』の『尊厳』が保たれている世の中(全ての生物が、『価値ある存在』『尊い存在』として、認められ、大切にされている世の中)」のことです。
また、それは、「戦争がない」「犯罪が少ない」「いじめが少ない」「自殺者が少ない」「病死、事故死が少ない」「交通事故が少ない」「失業率が低い」「貧困率が低い」「衣、食、住等の、生活に必要なものが行き渡っている」「子供からお年寄りまで、全ての人が、健康に安全に暮らせる環境である」「教育が行き届いている」といった状態の社会のことです。
また、「共存共栄の世の中」においては、世界の全ての人が、「共存共栄の世の中」を支持する考えを持ち、「共存共栄の世の中」を維持できる生き方をしています。
また、世界の全ての国が、「共存共栄の世の中」を支持し、「共存共栄の世の中」を維持できる国家運営をしています。
また、「共存共栄の世の中」においては、世界の全ての国の、政治、経済、教育、税等のシステム(仕組み)、また、国際ルール等の、世界の全てのシステム(仕組み)が、「共存共栄の世の中」を成り立たせることができる状態で存在しています。
このような「共存共栄の世の中」を成り立たせるためには、「世界の全ての人は、どのような状態で存在している必要があるか?」「世界の全ての国は、どのような状態で存在している必要があるか?」「そのような世界を成り立たせるためには、どのような社会システム、世界のルールが必要か?」「どのようなことをすれば、共存共栄の世の中が実現するか?」等を考え、特に重要になるポイントを見抜き、それを明確にするのです。
描き出したものが、単なる理想論ではなく現実的なものであり、正確であるなら、それを実現させる作業をすれば、世界は、「共存共栄の世の中」に近づいていきます。
その作業を継続して行なえば、世界は、確実に、「共存共栄の世の中」に変わっていくのです。
さて、「共存共栄の世の中」を実現させるためには、「共存共栄の世の中」を実現させる上で特に重要になるポイントを見抜く必要がありますが、私が考える重要なポイントは、次の5つです。
1、「共存共栄の世の中を実現させ、維持し続けること」を「人類の目的」に設定する
2、共存共栄のために必要な「社会の条件」を数値化し、それが満たされるように地域や国家を運営する
3、「経済や社会の『発展』より『安定』を優先させること」を国際ルールにする
4、世界の全ての人が「共存共栄の世の中を維持して生きる」という「思想」を持って生きるようにする
5、「大和思想」を世界に広める
これらを行なっただけで、「共存共栄の世の中」が実現するかどうかは分かりません。
ですが、これらは、「共存共栄の世の中」を実現させる上で、根本的に重要なことだと、私は確信しています。
そこで、私は、これらを行なうことを「共存共栄実現プロジェクト2024」として、提案したいと思います。
これから、これらについて、順番に説明していきたいと思います。
続きを読む ⇒ 共存共栄実現プロジェクト1、「共存共栄の世の中を実現させ、維持し続けること」を「人類の目的」に設定する