大和思想 一章 「大和思想」の価値観
世の中の全ての人は「幸福」を求めています。
ですから、「人間にとって『価値あるもの』」とは、「人間の『幸福』につながっているもの」のことだと言えます。
また、「価値のないもの」とは、「人間の『不幸』につながっているもの」のことだと言えます。
「人間にとって『価値あるもの』」とは、「人間の『幸福』につながっているもの」のことですが、「大和思想」の「価値観」は、そこから一歩進んだところにあります。
「大和思想」は、「世の中の全ての人と共に『幸福』になること」を「目的」に設定しています。
また、「大和思想」では、「『世の中の全ての人と共に幸福になる』ためには、世の中は『共存共栄の世の中』である必要がある」と考えます。
ですから、「大和思想」においては、「直接的、間接的にかかわらず、『共存共栄の世の中(世の中の調和)』を維持、つくりだす物事」が「価値ある物事」になります。
そして、「直接的、間接的にかかわらず、『共存共栄の世の中(世の中の調和)』を乱す物事」が「価値のない物事」になります。
例えば、「どのような状況にあっても、決して『共存共栄の世の中(世の中の調和)』を乱さないで生きている人」
「『世のため』『人のため』になることを一生懸命行なっている人」
「『共存共栄の世の中を実現させ、維持する』ために必要な『情報』を必死に伝えている人」
「自ら率先して『家族』をまとめている人」
「子供をしっかり育てている人」
このような人は、「価値ある人」であり、「立派な人」「すばらしい人」「尊い人」です。
また、「どのようなことがあっても、決して『共存共栄の世の中(世の中の調和)』を乱さないで活動している会社」
「どのようなことがあっても、決して「『共存共栄の世の中(世の中の調和)』を乱さないで活動している国家」
「『共存共栄の世の中を維持、つくりだす』ための活動」
「『共存共栄の世の中を維持、つくりだすこと』につながる工業製品」
「『共存共栄の世の中を維持、つくりだすこと』につながる情報」
「『共存共栄の世の中を維持、つくりだすこと』につながる立ち居振る舞い」
「『共存共栄の世の中を維持、つくりだすこと』につながる発言」
「『共存共栄の世の中』を支えている物質や生物」
このようなものが、「価値ある物事」であり、「貴い物事」なのです。
逆に、「直接的、間接的にかかわらず、『共存共栄の世の中(世の中の調和)』を乱す物事」は、「価値のない物事」です。
どれだけ「能力が高い人」「成績がいい人」「容姿がいい人」「裕福な人」「有名な人」「強い権力を持っている人」であっても、「『共存共栄の世の中(世の中の調和)』を乱している」なら、その人は「価値のない人」です。
また、「利益を上げている大きな会社」「世界で最も影響力のある国家」「ボランティア活動や慈善活動」「最新の技術を使った便利な工業製品」「人を楽しませる情報」「普通と言われている立ち居振る舞い」「悪意のない発言」であっても、それが、「直接的、間接的にかかわらず、最終的に『共存共栄の世の中(世の中の調和)を乱すこと』につながっている」なら、それは「価値のない物事」なのです。
このように、「大和思想」においては、「直接的、間接的にかかわらず、『共存共栄の世の中(世の中の調和)』を維持、つくりだす物事」が「価値ある物事」なのです。
そして、「直接的、間接的にかかわらず、『共存共栄の世の中(世の中の調和)』を乱す物事」が「価値のない物事」なのです。
世の中の全ての物事は、「『共存共栄の世の中(世の中の調和)』を維持、つくりだしている」からこそ「価値」があるのです。
「『世のため』『人のため』に存在している」からこそ「価値」があるのです。
これが、「大和思想」の価値観なのです。
続きを読む ⇒ 「大和思想」における「いいこと(正しいこと)」と「悪いこと(間違っていること)」